Racing Result

今季最終戦のオーバル、第17戦シカゴランド

RACE DATA

日程:9月8日〜9月9日、開催地:イリノイ州ジョリエット
シカゴランド・スピードウェイ、距離:1.5マイル(2.414km)

松浦孝亮

 いよいよ今季の最終戦、イリノイ州の都市、シカゴの郊外にあるシカゴランド。スピードウェイでのレースとなった。今回は松浦孝亮と同じスーパーアグリ・パンサー・レーシングから、今シーズンIPSインディー・プロ・シリーズを戦ってきた武藤英紀選手も参戦し、日本人ドライバー2人がエントリーすることとなり、総勢22ダイのエントリーで、土曜日の午前中に1回目のプラクティスが行われた。

 プラクティスで松浦孝亮は新しいセッティングにトライし、2時間にわたるプラクティスで61周を走行。走り始めに施したセッティングが狙った効果を発揮せず、納得の出来るハンドリングではなかった。

 プラクティス2回目には、セッティングを大幅変更し、その結果、アンダーステア傾向が完全に解消された。そこで松浦孝亮はトラフィック内でのハンドリングをチェック。セッティングの微調整をして、マシンのレベルを向上させて予選に臨むことが出来た。

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夕刻から行われた予選
16番手のタイムをマーク

松浦孝亮

 予選は午後4時半過ぎにスタート。雲が出てきたこともあって、プラクティスが行われた時間帯に比べて気温が下がり、また風も若干強いコンディションとなった。松浦孝亮は18番目にコースインし、計測1周目に25秒8784をマーク、2周目には25秒9062をマークし、1周目のタイムが予選ラップとして採用された。結果、16番手のタイムで、ポールポジションからはコンマ4秒ほど遅いタイムであった。

 シカゴランド・スピードウェイでのレースは、出場全車が集団を形成し、タービュランスを巻き起こしながらの接近戦となる。予選の速さよりも、レースコンディションにおけるマシンの安定度が重要であり、ドラフティングを利用してのオーバーテイクが可能なマシンこそが武器となる。

 ハンドリングのまとまりは良く、どのラインでも走れるマシンに仕上がった。しかしスピードが足りずに、コーナーでのスピードダウン、ストレートの伸びももうひとつ。それでも、決勝レースではドラフテティングを利用して1つでも前に出て行くレースが期待される。

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激しいバトルが繰り広げられた最終戦
好スタートもマシントラブルで17位に終わる

松浦孝亮

 最終戦までもつれた僅差でのタイトル争い、そしてタイトル争いに加わっていないドライバーにとっても今シーズン最後のレース、それらの思惑も重なって最終戦は激しいバトルのレースとなる。

 16番手からのスタートとなった松浦孝亮は、定評のあるスタートで実力を発揮し2つ順位を上げて14番手で1ラップ目を終えた。ところがマシンのセッティングがアンダーステア傾向となっており、そこからポジションを上げることが出来なかった。アンダーステアと戦った松浦孝亮は、ピットストップまで何とかポジションを守り、セッティングを変更してスピードアップすることを考えていた。しかし、ウエイトジャッカーのトラブルが松浦孝亮のマシンを襲った。

 1回目のピットストップを終えた時点で13位に浮上し、ハンドリングが向上すれば上位を狙える位置であったが、ウエイトジャッカーのトラブルが依然として作動したりしなかったりの不安定な状態で、松浦孝亮は思うようにタイムを伸ばすことが出来なかった。そこにさらなるトラブルが発生。コクピット内で焦げるにおいをかんじてピットインし、マシンをチェックするも原因が特定できず、バッテリーを交換して走行を続けたもののそこから15周ほどでバッテリーが電圧を失ったため、チームは走行が不可能と判断して、リタイアとなった。

松浦孝亮は「今年でインディカー・シリーズは4年目で、これまでも毎年、今年が最後だと思って全力で走って来ました。今日も全力を尽くした戦いでした。そして、チームも持っている力をフルに発揮してくれていました。今シーズンはそれが自分たちの求めているスピードに繋がっていないレースがありましたが、名門と呼ばれるチームにもそういうシーズンはあり、今年がそうだったのかな、と思います。今年も応援を続けてくれているファンのみなさん、そして、サポートを続けて頂いているスポンサーの方々、今年もありがとうございました」と語った。

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