
日程:6月2日〜6月4日、開催地:ウィスコンシン州ウエストアリス
サーキット:ザ・ミルウォーキー・マイル、距離:1マイル(1.609km)

先週インディ500が開催されたばかりで、休むことなく第6戦、第7戦を迎える過密スケジュール。第6戦ミルウォーキーを迎えた。ザ・ミルウォーキー・マイルはバンク角が9.25度で、コース全長が1マイルと短いため、コース全体がほぼフラットに近く、コーナーへの進入の際にはブレーキングが必要となる。また1ラップ中のコーナーリング時間も長いことから、マシンパワーよりもセッティングが重視される。
松浦孝亮はスーパーアグリ・パンサー・レーシングにメンテナンス体制をへんこうして初めてのショートオーバルを戦うが、最初のプラクティスで5番手のタイムをマークし、順調な滑り出しを見せた。

2回目のプラクティスでも好調を維持し、72周を走って6番手のタイムをマーク。レース前のファイナルプラクティスが廃止されたため、予選と決勝のセッティングをプラクティス中に行う必要があるが、予選のセッティングも考えつつ、決勝のセッティングを重視してプラクティスを進めた。
通常通りの予選方式に戻ったミルウォーキーでは、2周のアタックが計測されてそのうち良い方のタイムが予選タイムとなる。松浦孝亮はアタック2周目に21秒8199を記録し、今季ベストとなる6番グリッドを確保した。決勝用のセッティングも確保し、十分な体制で決勝に臨んだ。
松浦孝亮は「マシンは、プラクティス1回目からとても安定しています。ニュータイヤを履いたときのマシンバランスがとても良く、予選でもまずまずのタイムを出せました。これまで"ショートオバールが苦手"という見方をされてきましたが、チームメイトを上回るタイムを出せたことで、そうした見方が間違っていたことを証明できたと思います。」と決勝レースへの意気込みを語った。

決勝レース当日は雨天の予報がでており、レース前の午後2時には雨雲が接近しわずかな雨を降らせた。レース開始の午後3時には太陽が照りつける天気となったが、快晴が続いた状態とは気温や路面温度も異なルコンディションとなり、マシンセッティングにも大きな影響を与えた。
松浦孝亮は6番グリッドからレースを開始、トップグループに残った状態でレースは進行していたが、20周目のターン4でハーフスピンを喫し、マシンが突然オーバーステアとなったことを知った。何とかコントロールをしながらレースを続け、1回目のピットストップでは内圧を高めたタイヤに交換、フロントウイングを寝かせるセッティング変更もほどこされた。しかし今度はアンダーステアになってしまい、ペースを上げられずにポジションを下げてしまう。
レース後半になってようやく良好なハンドリングを取り戻したがその時にはすでに2周遅れとなっており、一時的に1周を取り戻したものの、再び2周遅れとなってそのままチェッカーを受けた。
松浦孝亮は「序盤のマシンはとても良かったのですが、右タイヤの内圧が上がらなかった。その状態が続いていたら、突然オーバーステアが出てターン4で真横を向くほどの状態になり、そこから1回目のピットストップまではオーバーステアとの戦いになっていました。それを何とかこらえてピットに入ったら、自分のクルマを止める位置が遠かったのと、クルーのミスが重なって最後尾まで順位を下げてしまいました。絶対にあってはならないミスだったと思います。」と予選が好調だっただけに、言葉に悔しさをにじませた。