
日程:7月20日〜7月22日、開催地:オハイオ州レキシントン
ミッドオハイオ・スポーツカー・コース、距離:2.258マイル(3.633km)

オハイオ州の名門ロードコース、ミッドオハイオ・スポーツカー・コースで行われる第12戦は、この時期のオハイオにしては過ごしやすいものとなった。金曜日の午前中、プラクティスの開始時の気温は16℃ですこし肌寒く感じられるほどであった。午後には気温も上昇したが22℃にとどまり、過ごしやすい一日となった。
ミッドオハイオは初開催であったため、6月に合同テストが行われた。そこで得られたデータを元に、気温の低さも考慮したセッティングをして、プラクティス1回目に臨んだ。しかしグリップ不足に悩み、ベストタイムは1分9秒2321に留まった。
4時間後に行われたプラクティス2回目で、松浦孝亮はサスペンションのジオメトリーを変更する新しいセッティングにトライし、タイムを縮めたが、まだ満足のいくグリップレベルではなかった。タイムは1分9秒0580で12番手となった。

明けて土曜日に行われた3回目のプラクティスでは、タイムは伸びなかったものが、これはニュータイヤでコースインしたタイミングで、フルコースコーションとなったためで、マシンのハンドリングは良い方向に向かっており、ダウンフォースを削って予選アタックを行うこととなった。
予選では、1周のウォームアップの後に1周のみの計測という一発勝負。松浦孝亮は1分9秒6049を記録して13位となった。ストレートでのスピードは高まっていたが、コース後半部分のセクションタイム悪化は予選でも改善できなかった。
翌日に行われる決勝前のウォームアップでレースに向けたコンディションを仕上げて、決勝では1つでもポジションを上げる意気込みで、レースに臨んだ。

決勝のスタートで、先頭グループにアクシデントがあり、その混乱の中で松浦孝亮は2つポジションを上げて11位となった。それ以降は、順位に大きな変動はないままにレース序盤は進展していった。松浦孝亮の背後には、1周目のアクシデントで順位を下げたトニー・カナーンが迫ってきたが、堂々と渡りあってレースを続けた。
85周のレースが46周目にはサム・ホーニッシュJr.のアクシデントによりフルコースコーションとなり、ほぼ全車がここでピットインをした。スーパーアグリ・パンサー・レーシングでは、このタイミングで給油を行い最後まで走りきる作戦を採った。しかし、チームの計算ミスによりこの時点での燃料給油が十分には行われなかった。結果として、再度給油を行い、順位も1つ下げて12位でフィニッシュした。
松浦孝亮は「厳しいレースになっていました。リスタートで前を行くマシンとの間隔を詰めたり、オーバーテイクすることができなかったのは、タイヤの温まりに時間
がかかっていたからです。その症状は今週ずっと悩まされてきたものです。いったん温度が上がれば、ハンドリングはバランスも良かったです。しかし、本当のトップ争いをできるまでのレベルにマシンセッティングを到達させることが、今週の自分たちにはできていませんでした。少し低いレベルでまとまってしまっていたという感じです。」と、セッティングに苦しんだ胸の内を語った。