
日程:8月24日〜8月26日、開催地:カリフォルニア州ソノマ
インフィニオン・レースウェイ、距離:2.26マイル(3.636km)

サンフランシスコのすぐ近く、ソノマにあるインフィニオン・レースウェイ。全長2.26マイル(3.636km)のロードコースは、海岸線から駆け上がった丘陵地帯に位置しており、地形を利用して作られたサーキットはアップダウンが激しく、ブラインドコーナーの多いコースで、観客スタンドも丘陵の形を利用して設営されている。
レースの行われた週末は、アメリカ西海岸ならではの日差しの下で、海からの穏やかな風が吹いている中で行われた。
ロードコースを得意とする松浦孝亮は、2005年の6位入賞を上回る成績を挙げようと意気込んで、ソノマへと入った。
金曜日に行われた2回のプラクティスでは、好感触を得ることは出来なかった。2回ともリアのグリップ不足が露呈し、タイムを縮めることができなかった。マシンセッティングを変更し、グリップの解消を目指した走行を行ったが、ベストタイムは1分18秒7252と13位に終わった。

午後に予選が予定されている2日目には、ディファレンシャルギヤの調整など大幅なセッティング変更を行い3回目のプラクティスに挑んだ。前日までとは全く異なるセッティングにチャレンジをした結果、これが正しい判断となった。ラップタイムは1分17秒5828と昨日のベストタイムから1秒以上も縮まり、上位陣とのタイム差も縮まった。
ロードコースでの予選は、計測が1周しか行われない。1回のミスがグリッドへと影響してしまうため、ドライバーにかかるプレッシャーは大きい。松浦孝亮は、アグレッシブな走りを見せて1分18秒7543というタイムを出し、12位となった。予選のタイムを上回ることが出来なかったが、これは路面コンディションが変化し、グリップレベルが下がっていたこと原因であった。

実力が拮抗した戦いが続くインディーカー・シリーズでは、マシンをベストの状態にすることはもちろんのこと、ペース配分や燃料セーブ、ピットインのタイミングなどの作戦が重要なレースのポイントとなる。今回のレースで松浦孝亮とスーパーアグリ・パンサー・レーシングでは、序盤でレースが膠着した場合には早めにピットストップを行って自らのペースを保って走れるところへピットアウトする作戦を考えていた。
レースは序盤でのアクシデントで1台がピットへと向かったため、松浦孝亮は11位へポジジョンをアップ。その後バディ・ライスをパスして10位となった。その後1回目のピットイン後に順位を1つ下げ、チームメイトのヴィットール・メイラを追いかける展開となった。
80周のレースのうち残り10周まで、一度もフルコースコーションが出ない展開となり、休む間もなく走り続けた。その後のフルコースコーションで全車の間隔が詰まり、オーバーテイクが可能な展開となったが、周回遅れのクルマ同士のバトルに巻き込まれて大幅なタイムロスをし、また、レース終盤ではオーバーステア傾向の強くなったマシンを全力でコントロールしながらの走行を続け、10位でのゴールとなった。
松浦孝亮は「ここ数戦、自分のマシンだけ燃費が悪く、いつも自分だけ少し早めにピットインをしていますね。今回も1回目のピットストップには早めに入ったのですが、そこでチームメイトのヴィットール・メイラに前に出られてしまいました。今回のレースではそれがすべてでしたね。次のレースであるデトロイトは自分の得意とするストリートコースです。走ったことのないサーキットでも僕にとっては全然問題ではないので、良いレースを戦って最終戦のシカゴランドでも思い切り戦いたいと思います」と次戦への思いを語った。